成人式など晴れの日にふさわしい古典柄の振袖は、華やかで若々しい美しさを強調してくれます。古典柄にはどんな意味があり、どのように選ぶといいのでしょうか。今回は、代表的な古典柄やコーディネート例、似合うヘアスタイルについて紹介します。
古典柄とは古くから着物の柄に使われてきた伝統的な文様のことです。代表的なものには「吉祥文様」や「有職文様」などがあります。吉祥文様は「よい兆し」を意味する縁起のよい柄。有職文様は平安時代の公家装束などに使われていた格式のある文様で、七宝や立涌などの曲線や直線を規則的に配置する幾何学的な柄です。古典柄はお祝いの席にふさわしい文様が多いため、振袖や留袖、訪問着など礼装の着物によく描かれています。
松竹梅や桜など植物をモチーフにした植物文様、扇や御所車、熨斗などを描いた器物文様などがあります。振袖にはさまざまな文様を組み合わせて描かれているため、季節を問わず着用できます。
寒い冬でも鮮やかな緑の松やまっすぐ伸びる竹、寒さを越えて早春に花を咲かせる梅と逆境でも変わらない強さを表します。
日本を代表する桜の花は、振袖にもよく描かれています。しだれ桜や八重桜など華やかな桜の柄も人気です。
竹、梅、菊、蘭の4種類で構成されています。菊は延命長寿、蘭は高貴を表します。
広げると末広がりとなり、開運や繁盛などを表します。
平安時代の貴族の乗り物を描いた御所車。源氏物語など雅な世界を華やかに演出する文様です。
延寿の象徴とされる柄で、数本をまとめた束ね熨斗は振袖の柄として人気です。
赤やグリーンなど王道のカラーが古典柄のイメージですが、トレンドのくすみカラーも人気です。また、流行りの白や水色など淡い色の振袖も古典柄がよく映えます。帯や小物に補色を合わせてメリハリをつける着こなしは古典柄コーデの定番ですが、最近はワントーンコーデもおすすめです。小物使いや帯結びアレンジで今風な華やかさをプラスすることができます。
古典柄によく合う日本髪風のアップスタイルがよく合います。ゆるふわのアップスタイルや編みおろし、ポニーテールなどトレンドのヘアスタイルも古典柄と好相性です。髪飾りのコーディネートしだいで今風にもアレンジできます。人気の水引や金箔を使ったアレンジは古典柄にぴったりです。
古典柄の振袖は彩り豊かでコーディネートの幅も広く、着る人の美しさを引き立ててくれる優美な装いです。はやのやではお嬢様にぴったりの一枚に出合えるよう、色や柄の選び方からコーディネートまで丁寧にご提案させていただきます。古典柄の振袖をお探しの方は、ぜひ一度「はやのや」にご相談ください。