成人式が終わり、お嬢様もご家族様もホッとされていることでしょう。大切な振袖のメンテナンスはもうされましたか?適切なメンテナンスを済ませて保管しておくと、次に振袖を着るときにきれいな状態ですぐ着用できます。今回は収納する前のクリーニングや畳み方などを説明します。
一度着ただけなので汚れていないように見えていても、汗やちょっとした汚れがついています。卒業式や結婚式のおよばれで、すぐに着る予定があるという場合を除いてはクリーニングに出しておくと安心です。
シミがある場合は決して素人判断でさわってはいけません。気になる汚れがあるときはクリーニング店に相談してみましょう。クリーニングは着物専門のクリーニング店に依頼します。専門のクリーニング店がわからないときは購入した呉服店に相談してみましょう。
振袖など着物をたたむときは本だたみにします。厚みのある刺繍が施してある振袖は夜着だたみにすることもありますが、一般的な振袖は本だたみにするといいでしょう。
脇縫いや背縫い、衽を折り返す線や衿周りなどはもともとたたんであった折り目がついています。折り目に合わせて畳んでいくと初めての方でもきれいにたためます。
長襦袢は着物と異なり夜着だたみに似た畳み方でたたみます。衿芯が入っている場合は外してからたたみましょう。
成人式の後、すぐに着る予定がない場合はクリーニングして保管しましょう。親族の結婚式などですぐ着る予定があれば、ハンガーにかけて湿気をとばしてから丁寧にたたみ保管します。クリーニングなどメンテナンスが不安なときは、はやのやへご相談ください。いつまでもきれいな状態で着られるように、お手入れのお手伝いをさせていただきます。